お金を貯めたいなら保険を見直しましょう

お金を貯めるには、定期預金などのリスクの低い金融商品から、株などに投資する一定のリスクのあるものまで様々です。リスクの伴う商品はお金の流れやしくみついてある程度勉強してからでないと、金融機関で説明を受けてもその意味や判断材料がないため、思わぬ結果を招くこともあります。かといって、定期預金などはまとまったお金がないと預入期間をいたずらに長くするしか増やす方法はなく、先立つお金を貯めることが必要になります。ではどうやってまとまったお金を捻出すればよいでしょうか。

ヒントは医療保険の見直しにあります。医療保険はその人の家族構成、ライフスタイル、遺伝による疾病リスクなどで判断するものです。あまりその点を考えずに医療保険に加入している人が多いものです。病気のリスクは年齢とともに高くなるため、保健料も上がっていくのが一般的で、「少しでも若いうちから」というのが勧誘の殺し文句になっているのもそのためです。遺伝的要素から60歳になるまで病気のリスクの低い家系なら、保険料分を毎月の積立に回すなどして別口座に預けてみましょう。数年で相当のまとまった金額になるはずです。それを定期預金として金利の高い商品に預け、病気になった時の貯蓄としておけばよいのです。医療費は高額になった分は還付の制度があり心配するに及びません。