司法書士試験合格までに掛かるお金

司法書士とは、成年後見・裁判・登記等の民事に関する法律事務を専門的に取扱う法律系国家資格者です。この司法書士になるために必要となる国家試験が司法書士試験です。この試験は、数多くある国家試験の中でも超難関として位置づけられており、合格率も約3%となっております。では、司法書士試験に合格するまでにはどのくらいのお金が掛かるのでしょうか。以下、具体的に解説していきたいと思います。
掛かるお金は、その学習スタイルによって大きく異なってきます。勉強スタイルは大きく独学と予備校での講座受講に分けることができます。独学の場合は、市販のテキストや過去問、問題集等を使って学習していくという方法になります。この方法の利点としては、お金が少額で済むということです。テキストや過去問、問題集等の必要書籍代のみですから、総額で5~10万円くらいに抑えることが可能となります。しかしなから、独学であるため全くの法律初学者では理解しづらいという欠点が挙げられます。したがって、この方法は、法学部出身者や法律系資格の学習経験者に向いていると言えます。
これに対し、予備校の講座受講の場合は、予備校の講師が一からわかりやすく講義を行ってくれますので、法律初学者でも理解しやすいものとなっています。ただ、受講の場合にかかる費用は、一般的に30~50万円以上となってきます。ですが、独学の場合には長期化しやすい傾向にあるため、予備校を利用して短期合格を達成することにより、結果的には予備校の方が経済的には安く済んだということになるケーズも多いようです。